MMP×栗田製菓所さんコラボ「城町はちみつ 蜂蜜入羊羹」発売!

城町はちみつ石鹸に続き、今回は栗田製菓所さんとのコラボで「城町はちみつ 蜂蜜入羊羹」をリリースさせて頂きます!
一般的には羊羹と言えば小豆ですが、今回は小豆と白餡の2種類を使った蜂蜜入羊羹をセットにしております。

さて、今回の蜂蜜入羊羹のパッケージデザインをお願いしたのは、地元で活動されている紙箱作家AkaneBonBon、梅川茜さんです。
地元の方なら、パティスリーイチエさんのギフトBOXや雑誌「松本さんぽ」の表紙のデザインをご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
どこか牧歌的でやさしい印象の作風に魅せられて、今回の蜂蜜入羊羹のデザインを依頼させて頂きました。
20日の発売を前に、梅川さんにインタビューしてきましたので、その内容をご紹介いたします。

(井上)素晴らしい作品に仕上げて頂き本当にありがとうございました。今回のパッケージデザインで特に意識した点は何でしょうか?

(梅川さん※以下敬称略)デザインのポイントですが、「羊羹」というよりも「城町はちみつ」そのものをコンセプトにしたい、羊羹を入れる単なる箱にしないで購入された方がその箱を記念に残したい、または再利用したい、というプロジェクトメンバーの意向を受けて、松本の街の中からみつを集めている、ということをお聞きしましたから、みつばちから見た松本の風景、という構図でデザインを仕上げました。全体的には蜂蜜カラーにして、城下町の地図を残しつつ、ただ旦に地図だと面白くないので、ゆがめてみたりイラストを入れたりと工夫しました。
また、再利用という観点では、筆箱とか道具入れとしても使っていただけるように、なるべくコンパクトに収まるように心掛けました。

(井上)可愛い松本マップになっていて、地元の方のみならず観光客の方にも喜んで頂けるのではないかと思います。梅川さんにとって、松本の町ってどんな魅力があると思いますか?

(梅川)松本のいいところは、街自体がコンパクトであること。歩いて回るのにちょうどいい道幅であったり、こじんまり感があったり、いい意味でごちゃごちゃしていて、小っちゃいお店とかところどころにあるところが好きですね。

(井上)今日は作品の何点かを持ってきていただいておりますが、ご自身の作品を手掛ける時と違って今回のように依頼を受けてデザインを考える際、どのようなことを意識されているのでしょうか?また、その逆にご自身の作品に取り組む際はどんなコンセプトでものづくりをされていますか?

(梅川)自分の作風や能力、テイストというのはどうしても限られてしまいますけど、デザインを依頼された場合には、お客様の要望やお話を聞く中で商品の魅力はどこにあるのか、作り手の方がどんなところをこだわっているのかを探してそれを商品の魅力として引き出せるかを考えていく、というのがデザインの出発点となります。
自分自身の作品に関しては、生活の中でこういうのがあったらいいな、とかこういう色が自分の家の中にあったらいいな、というのが出発点。
いろいろと決断するのは全て一人、という自分自身の作品と、お客様と相談しながら作っていくデザイン、この“対比”が自分の中では面白くて、それぞれが相乗効果となっていると感じてます。

(井上)対比、バランスを取ってらっしゃっているということでしょうかね。 昨年の夏頃、井上百貨店屋上でみつばち達の巣箱を直接ご覧頂きましたが、デザインを考えるのに何かヒントになりましたか?あの時の感想はございましたか?

(梅川)もちろんあそこ(屋上)から眺める風景は参考になりました。実際はみつばち達はもっと高いところから街を見ているんだろうな、というイメージを持ってデザインに活かすことにしました。それよりむしろあの時は井上さん(リーダー)が自らやっている、毎日スズメバチと戦っているというのに一番驚きました(笑)

(井上)そこですか(笑)

(梅川)私の実家で日本ミツバチを飼っていたこともあって、その頃みつばちってかわいいな、と思って見ていました。きっと毎日スズメバチからみつばち達を守っている井上さんもかわいいと感じてらっしゃるんじゃないのかなと。

(井上)そうですね。やっぱり愛着は湧きますよね。それにしても8月頃からのスズメバチの数には相当びびりました。今後も気を付けて戦いたいと思います(笑)
今回梅川さんには昨年頃から大変長い時間をかけて取り組んで下さり素晴らしい作品に仕上げて頂きました。新しい“松本土産”となるよう色々な場所で紹介していきたいと思います。今日はインタビューにもお付き合いくださりありがとうございました。今後のご活躍もお祈りいたします。また、今後ともよろしくお願いします。

(梅川)こちらこそ、ありがとうございました。

※インタビュー 2017年4月11日午後2時 市内にて